
先日GMailでbccフィールドに自分のメアドを自動挿入する
Chromeのコンテントスクリプトを書いたんです。
・Google Chrome で GMail の Bcc に From アドレスを自動挿入するスクリプト
実は公開したあとで、とある不具合があるのではと気にしてたことがあるんです。
でもまぁ、自分で使う分には問題なかったので、
不具合あるかどうかの確認もせずに放置してたんですが、
ちょっと気が向いたので修正対応することにしました。
もしかしたら不具合あるかもと思っていたのは何かと言うと、
利用しているGMailアカウントに複数のメールアドレスを
登録していない場合、つまり、登録GMailアドレスだけで
利用している場合は、bccフィールドを埋めるための
Fromアドレスが取得できないんじゃね?ということ。
そんな放置していた問題について気が向いたので確認してみたら、
案の定、1アカウントだと上手く対応できません。
わかってしまうとやはり解決したくなるので対応することにした次第です。
下記リンクをクリックしてスクリプトをインストールすれば、
Gmailアドレスのみで利用している方も自動でbccフィールドが挿入されます。
※ 2011/06/19 追記 ver.1.3 について
※ Chrome v12 以降で発生していた不具合に対処しました
※ 現バージョンでは bcc フィールドを
※ 自由に編集することができなくなります
trGMailAutoBcc.user.js ver.1.3 (2011/06/19)
ソースコードはこちら(sjis)。
trGMailAutoBcc ver.1.3 (2011/06/19)
ちなみにこちらのサイトで前回のスクリプトが
サクっと流用されているんですが、この方はFromアドレスに返すのではなく
特定のアドレスをbccに入れたかった模様。
・Salesforce-tips : googleのchromeでgmailのbccを付ける
そんな様子も見かけたので、一応bccに入れるメールアドレスを
指定するように簡単な準備もしてみました。
メールアドレスを自動でなく設定したい場合は下記手順でインストールして下さい。
・上記「trGMailAutoBcc.user.js ver.1.2」のリンクで右クリック
・「名前をつけてリンク先を保存」を選択
・ダウンロードしたファイルをテキストエディタで開く
・「fixed_address」にbccアドレスを設定
・Chromeの右上のスパナのアイコン「Google Chrome の設定」メニューを開く
・「ツール」サブメニューの「拡張機能」を開く
・ダウンロード・修正したスクリプトを拡張機能ページにドロップ
本当はオプション設定ページを用意するべきですが取り急ぎということで。
そのうち対応するかもしれません。
ちっこいスクリプトなので、使用改変のルールとか付けるつもりもなかったのですが
今回みたいに当初の目的とは違った改変を公開された場合に
当初の目的の方を望んでいる人へのパスがあった方が便利だと思ったので
オリジナルをきちんと紹介してくださいという条件をつけることにしました。
対応することを約束できないので、
問題があればコメントくださいとも書けないなと思ってたんですが、
僕が対応しなくても情報を共有できてた方が、
よりよいバージョンアップにつながると思ったので、
問題や要望がある方は、よかったらコメントに残してもらえると
いいかなと思いました。
ちょっと技術周りのことを書いておくと今回の実装でわかったことは
以前の実装だとGMailのページに含まれるiframeごとにスクリプトが
動いてしまうということ。
また、iframe内の情報へのアクセスは明示的に行なう必要があること。
とりあえず、今回の実装では雑な方法でページ内iframeでの動作を抑制して、
ページトップのみスクリプト実行しiframe内を参照するようにしました。
詳細はスクリプトを参照してみてください。
このへんも以前のスクリプトより一応効率化になってるので、
アップデートしておくといいと思います。
連絡遅れてすみません
ありがとうございます
ずっと使わせていただいていましたが,なぜか数日前から使えなくなりました。
Gmail側で何か仕様変更があったのでしょうか?
コメントありがとうございます。
bccフィールドは開くけど、
メールアドレスが書き込まれなくなっているようですね。
デベロッパーツールでみると書きこまれていたりと
かなり愉快な状況ですw
対応したいと思っていますので、
すみませんが、少し時間をください。
ほとんど完璧と思えるGmail唯一の不満が「自分に自動でBccできない」ことでした。
フリーで使わせていただいていたものですから
どうこうせいというものではありませんが,
気長にお待ちしておりますので,
よろしくお願いします。
やはりChrome側の問題だったようですね。
Bccの自動挿入は、かなり便利に使わせて頂いていたので、
解決できることをお祈りしています。
応援メッセージです。僕も気長にお待ちしています^^
ほっとしました(笑)
ちなみに僕のバージョンは
12.0.742.100
です。
クロームのバージョンは11.0.696.71
です。
バージョン情報ありがとうございます。
メジャーバージョン12からうまく動かなく
なっちゃったっぽいですね。
とりあえず GMail サイトに固有かどうかの
切り分けから確認始めます。
バージョン1.3です。
取り急ぎのアップということで、
上記のインストールリンクからインストールして下さい。
あとで別記事も書きたいと思います。
以前までのバージョンでは
textarea の innerText が中途半端に反映される
不具合っぽい何かを利用していたのですが
それが利用できなくなったので
1.3ではbccフィールドを
自由に編集することができなくなっています。
編集できなきゃやだ!っていう人は
手を上げていただけると対応するかもです。
ありがたやありがたや!
動かなくなってから、自分でBCCにアドレス入れるようになってこのツールの素晴らしさを再認識しました(笑)
改めて、ありがとうございました!!
ちょうどほしかったスクリプトで、
ありがたく使わせていただいています。
コードを覗いてみたんですが、
valueプロパティを変更したらシンプルになるのではないでしょうか。
bcc_named[i].value = from_address;
どうしてinnerTextとかtextContentが動かないのはわかりませんが・・・
bcc欄が編集できないことは,今のところ問題を感じたことがありません。
ということは,自分以外にbccしたいと思ったことがないわけですね・・・。
しかし,本当に標準でつけてほしい機能ですね。たいがいのメーラにはあるのに・・・。
試してみたら、文句なしです。
今まで使っていた市販のwindows用メールソフトを使わなくても、googleのgmailをメールソフトとして使えるので、これからのcloud時代に便利になりました。
ありがとうございます。
Bccにアドレス自動挿入できる方法を探して辿り着きました。
随分前のエントリで恐縮ですが、是非使わせて貰いたいと思ってます。
ただ、最近Chromeのポリシーが変わったようで、Googleストアーからでないと拡張機能はインストールできなくなってしまったようです。
http://support.google.com/chrome_webstore/bin/answer.py?hl=ja&answer=2664769&p=crx_warning
やり方を調べているときに思いましたが、結構ニーズはあるようなので、よかったら拡張機能としてストアに出して貰えませんか?
もしくは、代替できる方法をご存知ならぜひ教えてください。
不躾に失礼しましたー
ストアに登録をぜひお願いしたいところですが,Gmailの仕様としてとっくにあっていいはずの機能なのをあえてつけていないとしか思えないので,果たして通るのかどうかわかりません。
Firefoxならまだ使えるのかな・・・?
ストア限定になってしまたtChromeじゃなかったらいいのか,と思って,Chromiumから派生したSRWare Iron 21.0.1200.0 (Developer Build 151001 Windows)を試してみました。インストールはできましたが,機能しませんでした。
Chromeのバージョンアップ直前まで問題なかったことを考えると,Gmailは仕様変更してなくて,ChromeとそのもとのChromiumが何か妨害しているのかなと思います。
時間があればFirefoxでも試してみます。
自己解決しましたので,書いておきます。Firefox+Greasemonkey+Gmail Auto BCC(userscript.orgにあるもの,送信ボタン上で右クリックするとbcc先アドレスを設定できる)は機能します。そこで,chromeのwebストアからgreasemonkeyを検索し,Tampermonkeyという機能拡張を入れ,上と同じGmail Auto BCCとこのサイトのtrGMailAutoBccを入れて,交互に試し,両方ともちゃんと動くことを確認しました。
これで「webストアでないからインストールできない」という上記の方も「いれてあったけど動かなくなった」という僕も,どちらも解決できたと思います。回りくどい方法ではありますが,自分にはどうしても必要だったので・・・。コメ欄を汚し失礼しました。