
きたる Android バブル(笑)に備えてちょっと触っとこうということで
Android 開発環境を構築してみたので、メモ残します。
基本は下記の記事を参照しました。
・ITpro : Androidアプリ開発,事始め 開発環境を準備しよう
が、現バージョンのセットアップ手順と若干異なる点があったり、
最終的にもっと簡単にできることがいくつかあったので、
そのへんを中心に記録しておきます。
環境構築後のはじめてのHelloWorldについてはこちら。
・android 開発環境を構築したので HelloWorld してみる
Android アプリの開発環境は次のような要素で構築されています。
・開発用言語は Java
・Android 用の SDK が必要
・開発環境は eclipse が一般的
eclipse は使わなくてもいいわけですが、入門的環境構築ということで
ここでは eclipse を使った環境構築のみ記録しておきます。
一般的な手順は ITpro の記事にあるとおり
下記のインストールと設定で行ないます。
・JDK のインストール
・eclipse のインストール
・Android SDK のインストール
・eclipse を Android 開発ができるよう設定
こちらの手順は ITpro の記事に詳しいのでそちらにお任せします。
ITpro の記事にある Pleiades という Eclipse の日本語化プラグインのサイトに
Pleiades を適用して日本語化された上に JDK のインストールも必要ない
パッケージが公開されていたので、ここではそちらを使います。
最近 Windows にインストールせずにファイルを展開するだけで
アプリケーションを利用するのが好きなので、そんな意味でも
JDK をインストールしなくて済む Pleiades のパッケージがお気に入りです。
手順は下記の通り。
Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグインを開く。

最新版の Eclipse に対応したPleiades All in One のリンクを選択。
ここでは「Eclipse 3.6 Helios Pleiades All in One」(画像の赤枠)。

選択して開いたページで「Full All in One (JREあり)」の
「Java」にある「Download」を選択(画像の赤枠)。
ダウンロードファイル(ここでは pleiades-e3.6-java-jre_20101025.zip)を適当なフォルダに展開。
ここでは「C:\apps」に展開します。
展開先の場所と使う解凍アプリについてはPleiadesサイトにある注意点を参照。
ちなみに私は「lhaz」がお気に入りで使ってますが、
基本はWindowsの圧縮フォルダ展開ウィザードでいいでしょう。
これで JDK のインストールと eclipse のインストールに
相当する作業が完了です。
余計な物も色々入っているようですが、
手間の少なさを取って、そのへんは無視ということで。
Android SDK のセットアップ時にjavaが必要なので、
pleiades と一緒にインストールされたJREのbinフォルダにパスを通します。
・「マイコンピュータ」で右クリック「プロパティ」
・「システムのプロパティ」ダイアログ「詳細設定」タブ「環境変数」ボタン
・「環境変数」ダイアログ「ユーザーの環境変数」
・Pathがあれば選択して「編集」、なければ「新規」
・「ユーザー変数の編集」ダイアログ「変数値」テキストの終わりに「;C:\apps\eclipse\jre\bin」を追加して「OK」
・新規の場合は「変数名」に「PATH」、「変数値」に「%PATH%;C:\apps\eclipse\jre\bin」を入力して「OK」
・「環境変数」ダイアログで「OK」
・「システムのプロパティ」ダイアログで「OK」
次は Android SDK のインストールです。
この辺はITproの記事とかなり違ってきているので要注意。
Android developers のインストール説明もちょっと上手くいかないところがあったので
自分でうまくいった手順を示します。
こちらもインストーラではなくファイルを展開するパッケージを取得。
Android developers の「Download the Android SDK」を開く。

対象プラットフォームの対象パッケージをダウンロード。
ここでは Windows の .zip パッケージ、ファイル名は「android-sdk_r08-windows.zip」。
適当なフォルダに展開。ここでは eclipse 同様「C:\apps」。
「android-sdk-windows」フォルダができたことを確認。
インストールフォルダ下の「SDK Manager.exe」を実行。
ここでは「C:\apps\android-sdk-windows\SDK Manager.exe」。
javaにパスを通しておかないとここの実行で失敗します。
「Choose Packages to Install」(スクリーンショット撮り忘れ)の
「Install」ボタンを押す。

「SDK Manager: failed to install」ダイアログボックスが
出ることがありますが「Yes」ボタンでリトライで大丈夫です。
SDK Manager が逐次テンポラリフォルダにインストーラを落としてきて、
展開しているようなのですが、どうも削除タイミングが早過ぎて
ちょくちょく削除に失敗するようです。

「ADB Restart」の確認ダイアログもでるので「Yes」。

インストールが全部終わったら「Installing Archives」の「Close」。

インストールしたパッケージ一覧が表示されるので、ウィンドウを閉じる。
次にeclipseにADT (android developer tool)プラグインをインストールします。
eclipse を起動。インストールフォルダの eclipse フォルダ下、
eclipse.exe を起動。ここでは「C:\apps\eclipse\eclipse.exe」。
「ワークスペース・ランチャー」ダイアログが開くのでワークスペースを設定。

ここでは「C:\workspace」。
「ヘルプ」メニュー「新規ソフトウェアのインストール」を選択

「作業対象」に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」を指定して「追加」ボタンを押す。

「リポジトリの追加」ダイアログ「名前」に「android」を指定して「OK」を押す。

「開発ツール」(開くと「Android DDMS」「Android 開発ツール」
「Android Hierarchy Viewer」を含む)を選択して「次へ」。
「インストール詳細」(スクリーンショット撮り忘れ)の
確認になるのでそのまま「次へ」。
「ライセンスのレビュー」(スクリーンショット撮り忘れ)で
「使用条件の条項に同意します」をチェックして「完了」。

「セキュリティー警告」がでたら「OK」。

「ソフトウェア更新」ダイアログボックスの「今すぐ再始動」ボタン再起動。
再起動したら Android SDK の所在を設定します。

「ウィンドウ」メニュー「設定」メニューアイテムを選択。
「設定」ダイアログで「Android」を選択。
「Android 設定」の「SDK ロケーション」に
SDKのインストールフォルダを指定して「適用」を押す。
ここでは「C:\apps\android-sdk-windows」。

ターゲットが登録されたのを確認して「OK」。
以上で設定完了です。
Hello, World 的なプロジェクトサンプルはこちへ。
・android 開発環境を構築したので HelloWorld してみる